口腔外科とは？

口の中や顎、唇などに起こる様々な疾患を扱います。埋伏歯、親知らずの抜歯、顎関節症、口唇裂、口蓋裂、外傷の治療など広範囲におよびます。

親知らずについて

親知らずは歯の中で一番最後に生えてくる歯で、歯並びの一番奥に生えます。まっすぐ正しい位置に生えていれば問題はないのですが、横や斜めに生えてしまって、隣の歯の虫歯や歯周病の原因となるため、それらの予防のためにも抜いてしまったほうが良い場合が多いです。また正しく生えていても、歯ブラシが奥まで届かずに虫歯になってしまうことが多いため、注意が必要です。

親知らずを抜く治療自体は、局部麻酔を用いるため痛みはありません。しかし治療後は、個人差もありますが、多少の腫れや痛みはどうしても避けられません。痛み止めを飲むほどでもなかったという人もいれば、しばらく痛みが続いたという人まで様々です。
強い痛みが続く場合は、ドライソケット（歯槽痛）の可能性があります。抜歯した際の穴には血の塊（血餅）ができ、それが肉となっていくことで穴が塞がるのですが、まれにその塊が取れてしまうことがあります。そうすると骨がむき出しの状態となり、痛みが出ます。そうなった場合には、歯科医院にて消炎鎮痛剤の投与などの処置を行います。

親知らずに異常があるにもかかわらず放置してしまうと、周囲にも悪影響を及ぼしてしまいます。おかしいと思ったら直ぐに歯科医院に相談してください。

 

 

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